生成系AIを使うためのGPU搭載おすすめパソコン

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Stable Diffusion
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Stable Diffusionなどの生成系AIをローカル環境で使うにはGPUを搭載したパソコンがほぼ必須です。ここでは、私の経験からStable Diffusionなどの生成系AIを楽しむためのおすすめのパソコンのスペックについて説明します。

GPU

GPUは生成系AIを実行するのに最も重要なパーツの一つです。ピンからキリまであって、非常に悩む部品でもあります。予算が潤沢なら問題ないかもしれませんが、限られた予算の中で選ぶ場合、最低限のスペックのものから選びことになります。メーカーはNVIDIAのGeforce RTXシリーズから選ぶとのが良いと思います。また、生成系AIの実行では、GPUの動作速度に加え、VRAMの大きさも重要な指標です。VRAMが足らないと、Stable Diffusionで大きなサイズの画像が生成できなかったり、メモリ不足で実行できない事態になってしまいます。今、いろいろな技術で4GBのVRAMがあれば、動かすことができるとのことですが、ここは余裕をみて、8GB以上は準備しておきたいところです。私自身が以前メインに使っていたDellのノートPCは「GeForce GTX 1660 Ti(VRAM 6GB)」搭載のものでしたが、Stable Diffusionは動作可能でしたので、本当にこの辺りは予算次第というところです。ただ、生成系AIを使っていると、どんどんスペックの高いPCが欲しくなるものなのです。初心者のうちはあまり欲張らない方が良いと考えます。一方、Stable Diffusionで追加学習などをしようとすると高スペックなPCが必要ですが、現在、この分野は大きな進化局面にあって、将来的に必要なメモリサイズは下がってくると予想します。

GPU比較(NVIDIA公式)

初めてGPU搭載PCを購入するなら、価格も10万円台からある「GeForce RTX 3060」や「GeForce RTX 3060Ti」のあたりがおススメです。ノートかデスクトップかでいえば、GPUをフル回転させると発熱が大きいので、デスクトップのほうが冷却性能が高いので良いですが、設置スペース次第で考えてよいと思います。

ストレージ

ストレージは最近はSSDが主流ですが、意外とシステムだけで容量を取ってしまうこともあり、また、Stable Diffusionではモデルのサイズでかなりの容量を占有してしまいます。いろいろ仮想環境を作ったりしていると、あっという間にストレージ不足になってしまいますので、ストレージは大きい方が良いです。とはいえ、SSDだけでまかなおうとすると、かなりコストがかかってしますので、メインのストレージはSSDとするとして、SSDは500GB以上で、それと別に1TB以上のHDDあったほうが良いと思います。容量が大きい方が安心なので、もし、予算に余裕があれば、大きめにするのがストレスなく使えるので良いと思います。デスクトップはストレージの増設も簡単にできるものが多いので、その点もデスクトップはおすすめです。

CPU

PCそのものの速度に影響します。生成系AIの計算はGPU側で行うので、GPUが律速になることが多いですが、CPUの性能が低すぎるとGPUの性能を十分に引き出せない懸念もあります。一方で、CPUもピンキリですが、個人的にはそこまで気にすることはないですが、アプリの動作がもっさりして、ストレスを感じない程度の最近のCPUにしておくのが良いと思います。

参考:インテル(Intel)CPU性能比較(ドスパラ)

RAM

メインメモリ(RAM)については、複数のアプリを起動させたりすると、少ないと不安定になることが多いです。最低16GB以上、できれば、32GB以上あるとよいです。あとからでも増設できるケースがあるので、最初は最小メモリから初めて、メモリ不足になるようなら、増設しても良いと思います。

どのパソコンが良いのか?BTO?自作?

GPU搭載のパソコンを購入する場合、もし、ノートパソコンなら、BTO一択かと思います。一方、デスクトップなら、自分でパーツを組み合わせて作る「自作」が可能です。自分好みのスペックにしたい場合や将来的にパーツを拡張して、グレードアップしていきたいときは、自作がおススメです。ケースやクーラーなど、様々な外観のものがリリースされているので、好みの色や形のものを作れます。GPU周辺部品はイルミネーションがきれいなものも多いので(というか、良く光る)、映えるPCを設計することもできます。

一方、BTOもデスクトップは様々なラインナップがありますし、セール中のものなどはかなり安く入手することも可能です。BTOは初期不良などのメーカー保証も受けられるので、もし、自作に不安がある場合はBTOが良いです。

以下にBTOメーカーの広告を貼っておくので、もしよかったら、見てみてください。

パソコン工房GeForce RTX 3070 Ti / 3060 / 3050搭載ノート大幅値下げ! デル株式会社 HP Directplus -HP公式オンラインストア-

また、過去の記事で、価格ドットコムでのGPU搭載デスクトップPCの価格調査をしていますので、価格の妥当性検証のご参考してください。


ちなみに、現在の私のPCは自作です。予算との兼ね合いでかなりぎりぎりの構成になっています。

グラフィックボード:GeForce RTX 3080/10GB
CPU:Intel Core i5 12400F BOX
マザーボード:ASUS PRIME H670-PLUS D4
メモリ:DIMM DDR4 /16GB /2枚(32GB)
SSD:Western Digital WD Blue SN570 NVMe SSD(570GB)
HDD:TOSHIBA DT02ABA200(2TB)
OS:Microsoft Windows 11 Home
ケース:DEEP COOL MATREXX55 V3 ADD-RGB 3F
CPUクーラー:DEEPCOOL GAMMAXXL240
ケースファン:IN WIN Mercury AM120S FN-AM120S-1PK
電源:HydroGT Pro 1000W

2022年10月現在の価格で、24万円ほどの構成でした。

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他にもいろいろ記事をあげているので、良かったらご覧ください。不明な点があれば、投稿フォームからご質問ください。

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鷹の目週末プログラマー

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