マイナスのウエイトで話題になっているflat LoRAなどの画質微調整系のLoRAを使ったみました仕上げの部分で使える強力なLoRAモデルです。是非使いこなせるようになりたいものです。
LoRAのダウンロード
様々な微調整系のLoRAは2vXpSwA7さんがhuggingfaceで公開してくれています。いろいろなバリエーションがあり天才的です。是非ダウンロードして、「\stable-diffusion-webui\models\Lora」のフォルダ内に入れましょう。解説もしてくれてるのでTwitterは必見です。
モデルファイルはフォルダでまとめることができるので、同じ種類のLoRAモデルはフォルダにまとめてLoraフォルダの中に入れておくと便利です。
微調整系LoRAを使ってみる
今回は自分で画像を生成して微調整系LoRAの効果を実感したいと思います。ベース画像はこちらを使います。Anything v4.5での生成画像になります。下の生成例を見たらわかりますが、このLoRAのすごいところは、プラスだけでなくマイナスでも効かすことができることの他、LoRAのウエイトを変えると画質は大きく変わるのですが、構図にはあまり影響を及ぼさないという素晴らしい特性があり、とても使いやすいです。
(illustration:1.0), masterpiece, best quality, 1girl, solo, smile, pure face, jeans, shirt, looking at veiwer, flat chest, standing, outdoor Negative prompt: EasyNegative, nsfw, (worst quality, low quality:1.4), (depth of field, blurry, bokeh:1.5), (greyscale, monochrome:1.0), multiple views, text, title, logo, signature, (tooth, lip, nose, 3d, realistic:1.0), dutch angle,(cropped:1.4), text, title, signature, logo,( loli:1.2), school satchel, pink,school bag, school uniform, from behind Steps: 20, Sampler: DPM++ SDE Karras, CFG scale: 7, Seed: 1303900305, Size: 512x512, Model hash: f773383dbc, Model: anything-v4.5-pruned-fp16
agomaru
あごの形を変えてくれます。プラスで丸顎、マイナスで尖った顎になりました。
bigeye
目の大きさが変わります。
boldline
ラインの太さを変えます。線画の強弱を調整に便利ですね。
brighter-eye
目の光沢を調整します。1と2で少し乗り方が違います。
deluster
艶消し効果をのせます。マイナスにすると、光沢が出ます。1と2で効果の乗り方が少し違いますので、お好みで。
faceage
顔の大人っぽさを雰囲気を調整します。顔が変わるというよりも顔面の大きさを調整して、プラス側で小顔、マイナス側で大きい顔にしてくれるような効き方をします。
flat
マイナスLoRA流行の火付け役。フラット感を調整してくれます。マイナスで立体感が出ます。いろいろあって、効果の乗り方も少し違うようです。flatBGは背景にのみ適用されます。
hairdetailer
髪の毛の書き込みを調整してくれます。マイナスを強くするとベタ塗り感の強い髪の毛にしてくれます。
hohoaka
頬を赤く染めてくれます。embressedのプロンプトを入れなくてもLoRAで調整できるのはすごいです。
kasshokuhada
褐色肌に調整します。結構効き方が強いので、ウエイト少しでもいい感じになると思います。
lightline
線を発光させます。使い方は難しいですが、SFチックな絵にはマッチするかもしれません。
noline
blodlineの逆バージョンです。マイナスLoRA適用でかなりしっかりした線画を出せるので、lineartの出力にも使えそうです。
outline
縁取りを生成してくれます。下の背景では良く分からないかもしれませんが、背景が暗いところだと、キャラを際立たせることができるかもしれません。また、ControlNetの下絵に使えそうだとおもいました。asb-outlineは少し効き方が違います。(absフォルダに入っています)マイナスLoRAにしたとき、背景に溶け込む感じもいいです。
saturation
彩度を調整してくれるとのことです。プラスで色味が強くなって、マイナスでは淡くなります。
testフォルダのLoRA
リリース前(?)のLoRAがtestのフォルダに入っています。その中からもいくつか紹介します。
sanDka
立体的な三次元化画像を出力してくれます。マイナスLaRAで二次元度合いが強まります。
grgr-eye, sihaku, siitake
目が変わります。わかりやすいようにアップの構図で比較します。grgr-eyeとgrgr-eye2はぐるぐる回った目、sihaku-eyeは黒目が小さめ、siitake-eyeはアニメキャラなどでみられる目の中に十字を生成します。
yawanuri, hadanuri
塗りが変わります。見ての通りですが、私のもった感想はyawanuriは温かみのある塗り、hadanuriはきれいな肌感がある塗りをしてくれるようです。
最後に
バリエーションも豊富な上に効果も抜群のLoRAモデルたちです。マイナスでも効く点は非常に面白いです。構図をある程度維持したまま加工できるので、画像の微調整にも非常に有効です。作者の「2vXpSwA7」氏に感謝です。
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